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JRC/全日本ラリー選手権レポート

2024年6月27日

JRC/全日本ラリー選手権

~ R-5 MONTRE 2024/第5戦 モントレー 2024 ~

2024年6月7日~6月9日 サービスパーク:@群馬県安中市 安中しんくみスポーツセンター
SS合計距離(10SS):109.46km、総距離:639.44km、路面:ターマック(舗装)

2024年もNUTAHARA Rally Team、TOYOTA GAZOO Racing WRJ等をサポート
モントレーでは24台のラリーカーにPIAA装着!

JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートADVAN KTMS GR YARIS Rally2
奴田原文雄、東駿吾選手組
JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートTOYOTA GAZOO Racing WRJ
眞貝知志、安藤裕一選手組
JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートMATEX AQTEC KYB GR YARIS
柳澤宏至、竹下紀子選手組
JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートKAYABA GR YARIS
石黒一暢、穴井謙志郎選手組

■概要/Outline

国内外のレースシーンに参戦するPIAAはラリー競技においても多くのチーム、ドライバーをサポートさせて頂いています。WRC(世界ラリー選手権)ではTOYOTA GAZOO Racing WRTを筆頭に、数多くのワークスチームをサポートしてきたほか、国内最高峰シリーズのJRC(全日本ラリー選手権)においても1981年にタスカエンジニアリングと横浜ゴムの協力によりADVAN-PIAA Rally Teamを結成して以来、アドバンのワークスドライバーとともに数々のタイトルを獲得してきました。
モントレー2024の舞台は群馬県安中市にサービスパークを置き、アニメ「頭文字D(イニシャルD)」の舞台としての聖地“碓氷峠(旧道)”をラリーカーが全開で走行するという、国道を封鎖してSSにした初のラリーとして国内外から注目を集め、ドライバー、コドライバーもいつも以上にワクワクするイベントになったようです。その碓氷峠にはSS観戦ポイントまで片道徒歩で80分というロケーションにも関わらず1,500人以上が詰めかけて、その注目度の高さがわかりました。
 2024年のJRCは車両規定とクラス区分が2023年同様に設定されており、最高峰のJN1クラスにおいては国際規定モデルのRally2仕様車/R5仕様車に加えて、JAF規定で開発されたJP4仕様車が参戦可能。これにより純レーシングカーと呼べるマシンが参戦しています。
NUTAHARA Rally TeamはRally2規定のTOYOTA GR Yaris Rally2を投入、開幕直前に納車された段階から徐々にマシンセッティングが進み、昨年よりRally2マシンで参戦しているチームのタイムに近づいてきました。モントレーでは総合4位でフィニッシュし、後半戦に期待がかかります!
また、昨年より新型マシンを投入しているTOYOTA GAZOO Racing WRJの眞貝知志選手がドライビングしているのは、AP4規定で開発されたニューマシン「GRヤリスGR4 Rally DAT」で文字どおり、自動変速機、ダイレクト・オートマチック・トランスミッション(DAT)を搭載した競技モデル。新しい技術であるだけに、昨年はトラブルに苦戦を強いられるシーンも見られたが、今シーズンはMT車とそん色の無い走りを見せています。
 MATEX-AQTEC RALLY TEAMもPIAAのサポートチームで、JN1クラスではGRヤリスを武器に柳澤宏至選手がこのモントレーよりPIAAの新規開発のLEDランプをテスト装着し参戦、JN2クラスでは MORIZO CHALLENGE CUPに参戦の中溝、佐々木選手組が文字通りチャレンジしています。
JN5クラスのYARISで参戦の嶋村、小藤選手組は嶋村選手の地元安中市で開催のモントレーで見事クラス優勝を獲得しました。

JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートJN1 JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートJN2 JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートJN5

JN2クラス

JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートTOYOTA GAZOO Racing WRJ
MORIZO CHALLENGE CUP GR YARIS
JRC/全日本ラリー選手権PIAAモータースポーツレポートFIT-EASY Racing
MORIZO CHALLENGE CUP GR YARIS

■レポート/Report

2024年のJRCでもPIAAのサポートチーム、サポートドライバーが各クラスで活躍。
NUTAHARA Rally Teamの奴田原・東選手組は今季投入したGR YARIS Rally2のマシンセッティングを徐々に進めてきており、前戦のラリー丹後では表彰台を獲得し、モントレーでも表彰台の期待がかかりましたが、序盤の遅れが響いて総合4位フィニッシュとなりました。

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またWRCでTOYOTA GAZOO Racing WRTをオフォイシャルサプライヤーとしてサポートするPIAAは、JRCでも国内ワークスチームのTOYOTA GAZOO Racing WRJをサポート。同チームはGR YARIS GR4 Rally DATの眞貝知志・安藤裕一選手組と、JN2クラスのMORIZO Challenge CupにGR YARISで参戦する大竹直生・竹藪英樹選手組をサポートしており、素晴らしいパフォーマンスを発揮して眞貝選手組は総合7位、大竹選手組はラスト2SSで鬼神の走りを見せて、逆転でJN2今季初優勝を飾りました。

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同じくJN2でMORIZO Challenge Cupに参戦するFIT-EASY Racingの山田、藤井選手組は今季4勝をあげており、このモントレーのMORIZO Challenge Cupで2位を獲得してシリーズチャンピオンを決めました。
また、NUTAHARA Rally Teamが昨年サポートをしていたチームとして、JN1クラスにカヤバ社の社員で構成するカヤバラリーチームの石黒・穴井選手組はGRヤリスで見事完走を果たしました。

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スバルWRX STIでJN1クラスおよびAPRCに参戦したWinmaX RALLY TEAMの鎌田、松本選手組は全日本ラリーでは総合6位、APRCカテゴリーでは優勝しました。
 JN1クラスのGR Yaris Rally2でNUTAHARA Rally Teamの他に、ROOKIE Racing Rally TeamとRally TEAM AICELLOの2台もWRC Rally2ホモロゲーション認証のPIAAの新LEDコーナーリングランプを装着、それぞれ総合2位、3位となりました。
 JN2クラスにARTAオートバックスラリーチームの石川昌平、大倉瞳選手組はLEDバーライトを装着、THREE FIVE MOTORSPORTの塙、西村選手組がGR YARISにHIDランプを装着、JN2のMORIZO Challenge CupにはFIT-EASY Racingの山田、藤井選手組と最上、前川選手組の2台、MATEX-AQTEC Rally Teamの中溝、佐々木選手組がGR YARISで、LUCK RALLY TEAMはGRカローラにLEDバーライトを装着し参戦。

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JN3クラスでは、WinmaX Rally Republicの渡部弘樹、中島秀一朗選手組がGR86、ALEX/ライトアップラリーチームの加納武彦、横手聡志選手組がスバルBRZでPIAAのLEDバーライトを装着、 TEAM-TASCの山口、津田選手組と、NTP名古屋トヨペットNAVULはGR86にPIAAのHIDランプを装着して参戦。

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JN5クラスはMATEX-AQTEC Rally Teamの嶋村、小藤選手組がLEDバーライトをYARISに装着しクラス優勝を獲得、ARTAオートバックスラリーチームの冨本、里中選手組、MUSCLE RALLYからは長野冬季五輪スピードスケート金メダリストの清水宏保選手、奥村久継選手組がヤリスCVTにLEDバーライトを装着、SHAFエムスポーツのRina Ito、松浦俊朗選手組がLEDバーライトをデミオに装着し参戦。
 JN6クラスはアストラルの鷲尾、菅野選手組がホンダCR-ZにPIAAのHIDランプを装着して参戦しました。

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またAPRC枠で参戦のD-SPORT Racingのダイハツ コペンの相原泰祐、萩野司選手組はLEDバーライトに加えて、ヘッドライトのハイビームバルブを5月に発売したばかりの新製品LEDバルブに換装、従来製品比1.5倍の明るさでナイトステージを無事走破しました。

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■インタビュー/Interview

奴田原文雄選手/Fumio Nutahara(NUTAHARA Rally Team・GR YARIS Rally2)
「今回のモントレーではGR YARIS Rally2のホモロゲーションで設定されている新型LEDコーナーリングランプを装着してLEG1の最終SSに臨みました。日没ギリギリの時間帯でしたので、補助ランプが無くても走ろうと思えば走れたのかもしれませんが、木の陰などは暗いところもあったので、補助ランプを装着して良かったです。特に新作のLEDコーナーリングランプは横方向への照射光が効果的で、今後ナイトステージがある時は必須のランプですね。ボンネットランプは開発中との事で、昨年まで使用していたバーライトを4灯装着しましたが、今回のラリーでは必要十分な役割をしましたが、やはりさらに遠くを照射する新型LEDランプに期待しています」

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柳澤宏至選手/Hiroshi Yanagisawa(MATEX-AQTEC Rally Team・GR YARIS)
「今回、開発中のランプのテスト装着ということで新型のLEDランプをボンネットに4灯装着しましたが、前日の夜に入念に光軸調整をしたこともあり、本番では全体的に照射する感じで違和感なく走行出来ました。一般的なLEDランプの場合、照射光が明るい部分と暗い部分の境目がハッキリする傾向にあるのですが、このランプは全体的に周囲も含めて照射していたので、走行中の振動などでも違和感が無かったです。
前方向は全く問題なく遠方まで光が届いており、強いて言えば横方向についてはさらに横方向に強い光があると、きついコーナーなどでも躊躇なく攻めの走りが出来るのではないかと思います。現段階では問題なくというよりむしろ非常に明るいランプの性能なので、最終完成形に期待しています。Rally2マシンに装着されているコーナーリングランプも試してみたいと思いました。」

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大竹直生選手/Nao Ohtake(TOYOTA GAZOO Racing WRJ・GR YARIS MORIZO Challenge Cup)
「以前に86で参戦していた時もPIAAのLEDランプを装着していましたが、今回はさらにサイズが長いタイプを装着し、薄暗くなってきたタイミングで丁度見にくくなってきたので、補助ランプがあって前方向、横方向共に良かったです。
明るさ的には申し分ありませんが、さらに横方向の照射が強くなるとRが小さいコーナーでも威力を発揮すると思います」

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山田啓介選手/Keisuke Yamada(FIT-EASY Racing・GR YARIS MORIZO Challenge Cup)
「今回、初めてのナイトセッションがあるラリーで、当初は視界がすごく悪くなるのではと不安でしたが、 このLEDバーランプを装着したことで、視界がとても明るくなりトワイライトタイムの見えにくい環境でしたが不安なく走ることが出来ました。自分でも自家用車にバーライトを使用していることもあり、その照射光に多少慣れていたことも良かったです。強いて言うと、コーナーリングの時にドライバー目線の角度からの照射が出来るようなマウントの仕方が出来るとより見やすくなるのではと思いました」

※26号車の最上選手にも同様のLEDランプを装着頂きました

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加納武彦選手/Takehiko Kanou(ALEX/ライトアップチーム・SUBARU BRZ)
※大会前の事前セッティング時のコメント(一部抜粋)
➢ 本製品を装着し、セッティング、テスト走行を行いました。
➢ スバルBRZにはステアリング連動ヘッドランプが標準装備されているためコーナーの先の照射はそちらに任せ、ストレートエンドなど「遠くを照らす」「先を見る」役割を本製品に求めるセッティングにしました。
➢ 結果、大変良好な夜間視界を得ることが出来ました。
➢ 本製品は小さいサイズに見合わず非常に強力な照射力があります。以前の車両ではランプポッド型の 補助灯を使っていたのですが、全く劣りません。

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■PHOTO GALLERY

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「頭文字(イニシャル)D」の聖地、碓氷峠(旧道・国道)を走るラリーカー、自治体、関係者のご理解ご協力で実現!!

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