2023年10月5日
2023年もJN1クラスに挑むTOYOTA GAZOO Racingをバックアップ
Rally2仕様車で勝田選手がラリー・カムイ、WRTラトバラ代表がラリー北海道を制覇!
総合優勝したラトバラ、ハンニネン選手組 | 2位の勝田、木村選手組 |
JN2クラスでは奴田原文雄選手がラリー北海道で5勝目をマークし、タイトルを獲得!
OP-XC2クラスではFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESをサポート
JN2タイトル獲得の奴田原・東選手組 | FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYOTIRES CX-2クラス優勝 川畑、中谷選手組 |
国内外のレースシーンで活躍するPIAAはラリー競技においても多くのチーム、ドライバーをサポートさせて頂いてます。WRC(世界ラリー選手権)ではTOYOTA GAZOO Racing WRTを筆頭に、数多くのワークスチームをサポートしてきたほか、国内最高峰シリーズのJRC(全日本ラリー選手権)においても1982年にタスカエンジニアリングと横浜ゴムの協力によりADVAN-PIAA Rally Teamを結成して以来、アドバンのワークスドライバーとともに数々のタイトルを獲得してきました。
その勢いは2023年も、数多くのサポートチームおよびサポートドライバーが最前線で活躍しています。とくに2023年のJRCは車両規定とクラス区分が変更されており、最高峰のJN1クラスにおいては国際規定モデルのRally2仕様車/R5仕様車に加えて、JAF規定で開発されたJP4仕様車が参戦可能。これにより純レーシングカーと呼べるマシンが集結しているが、そのなかで注目を集めているのが、PIAAがオフィシャルパートナーとしてサポートしているTOYOTA GAZOO Racing WRJです。
同チームは仕様の異なる2台のGRヤリスを投入。そのうちの一台がRally2をターゲットに開発されている「GRヤリスJP4-Rally2」で勝田範彦選手がドライビングを担当している。シーズン序盤はマシンのセッティングに苦戦していたが、第6戦のラリー・カムイで初優勝を獲得したほか、第7戦のラリー北海道にはTOYOTA GAZOO Racing WRTでチーム監督を務めるヤリ-マティ・ラトバラ代表が同モデルでスポット参戦を果たしており、同モデルを武器に全日本ラリー選手権で初優勝を獲得。勝田選手が2位に入賞したことでTOYOTA GAZOO Racingが1-2フィニッシュを達成しました。
一方、勝田範彦選手のチームメイト、眞貝知志選手がドライビングしているのは、AP4規定で開発されたニューマシン「GRヤリスGR4 Rally DAT」で文字どおり、自動変速機、ダイレクト・オートマチック・トランスミッション(DAT)を搭載した競技モデル。新しい技術であるだけに、トラブルに苦戦を強いられるシーンも見られたが、それでも第2戦の新城ラリーでは5位入賞を果たすなど、DATの可能性を証明してみせた。
また、事実上のナンバー付き車両のトップクラスとなっているJN2クラスでは、NUTAHARA Rally Teamの奴田原文雄選手がPIAAのサポートドライバーとして圧倒的なパフォーマンスを披露。第7戦のラリー北海道でシーズン5勝目を獲得し、最終戦を待たずしてチャンピオンに輝いた。
そのほか、MATEX-AQTEC RALLY TEAMもPIAAのサポートチームで、JN1クラスではGRヤリスを武器に柳澤宏至選手が第5戦のラリー丹後で4位入賞したほか、JN5クラスではトヨタ・ヤリスを駆る吉原原將大選手が第6戦のラリー・カムイで3位入賞。
JN1クラス:柳澤、竹下選手組 | JN5クラス:吉原、小藤選手組 |
さらにラリー北海道ではOP-XC2クラスに参戦したFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESもPIAAのサポートチームで、ドリフト競技で活躍する川畑真人・中谷篤選手組がトヨタ・ランドクルーザー・プラドでクラス優勝を獲得したほか、モータージャーナリストとして活躍する竹岡圭・中田昌美選手組がトヨタFJクルーザーで豪快なドライビングを披露。OP-XC3クラスにTeam GEOLANDER岩手トヨタより参戦した塙郁夫選手もPIAAのサポートドライバーで、自身がラリーカーに作り上げたトヨタ・ライズを武器にクラス優勝を達成するなど、2023年のJRCにおいても各クラスで、PIAAユーザーたちが最前線で活躍しています。
2023年のJRCでもPIAAのサポートチーム、サポートドライバーが各クラスで活躍。なかでも注目を集めているのが、トヨタのワークスチーム、TOYOTA GAZOO Racing WRJだといえるだろう。WRCでTOYOTA GAZOO Racing WRTをオフォイシャルサプライヤーとしてサポートするPIAAは、JRCでも国内ワークスチームのTOYOTA GAZOO Racing WRJをサポート。同チームは昨年と同様に勝田範彦・木村裕介選手組、眞貝知志・安藤裕一選手組を起用しており、GRヤリスを武器にJN1クラスで素晴らしいパフォーマンスを発揮している。
2023年のJRCは車両規定およびクラス区分が一新され、最高峰のJN1クラスでは国際規定のRally2車両/R5車両に加えて、JAF規定のAP4車両が参戦可能で、まさに競技専用の純レーシングカーが参戦するクラスとなった。
TOYOTA GAZOO Racing WRJでは勝田範彦選手をドライバーに起用して、Rally2規定に合わせて開発されている「GRヤリスJP4-Rally2」を投入するほか、眞貝知志選手を起用してスポーツATのDATを採用したAP4規定モデル「GRヤリスGR4 Rally DAT」を投入するなど2台のニューマシンで参戦。
ともに開発中のモデルであり、それゆえにマシントラブルやマシンの熟成不足に苦戦するシーンも見られたが、それでも勝田選手がGRヤリスJP4-Rally2で第6戦のラリー・カムイで初優勝を獲得。一方、眞貝選手もGRヤリスGR4 Rally DATを武器に第2戦の新城ラリーで5位入賞を果たすなど、ラリーシーンにおけるDATの可能性を証明した。
JN1:眞貝、安藤選手組 | GR Yaris DAT Rally |
さらに国際イベントと併催で争われた第7戦のラリー北海道では、TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム監督、ヤリ-マティ・ラトバラ代表と元WRCドライバーのユホ・ハンニネン選手がGRヤリスJP4-Rally2でJN1クラスへスポット参戦を果たし、見事、全日本ラリー選手権で初優勝を獲得。同じくGRヤリスJP4-Rally2を駆る勝田選手が2位入賞を果たし、トヨタ勢が1-2フィニッシュを達成した。
一方、JN2クラスに目を向けるとNUTAHARA Rally Teamの奴田原・東選手組がGRヤリスを武器にライバルを寄せ付けない強さを発揮している。第2戦の新城ラリー、第3戦のツール・ド・九州、第5戦のラリー丹後、第6戦のラリー・カムイを制してチャンピオンに輝いたほか、第7戦のラリー北海道も制してシーズン5勝目を獲得。
これに加えてMATEX-AQTEC RALLY TEAMもPIAAのサポートチームとして各クラスで躍進。JN1クラスではGRヤリスを駆る柳澤宏至選手が第5戦のラリー丹後で4位入賞したほか、N5クラスではトヨタ・ヤリスを駆る吉原原將大選手が第6戦のラリー・カムイで3位入賞するなど各ラウンドで上位争いを展開している。
JN1クラス MATEX-AQTEC DL GR Yaris | JN5クラス カヤバDL UPG CVT Yaris |
カヤバGRヤリス | RECARO NRS ADVANヤリス |
ARTAオートバックスラリーチームからも2台のエントリーがあり、JN2クラスにはGRヤリスで石川昌平・大倉 瞳選手組が参戦、JN5クラスにはヤリスCVTで冨本 諒・里中謙太選手組が参戦した。
JN2クラスに参戦のGR Yaris | JN5クラスに参戦のYaris CVT |
このように2023年もJRCではPIAAのサポートチーム&サポートドライバーが最前線で活躍しているが、第7戦のラリー北海道ではXCRスプリントカップが同時開催されてこともあり、OP-XC2クラスおよびOP-XC3クラスではPIAAのLEDランプシステムを装着したクロスカントリーモデルが参戦していた。
なかでも注目を集めていたのが、PIAAがサポートするFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESにほかならない。同チームは文字どおり、俳優の哀川翔氏が率いるラリー チームで、ドリフト競技で活躍する川畑真人選手がトヨタ・ランドクルーザー・プラド、モータージャーナリストの竹岡圭選手がトヨタFJクルーザーで素晴らしい走りを披露していた。
XC-2クラス優勝の川畑、中谷選手組(プラド) | 哀川 翔監督も現地で指揮を執りファンも盛り上がりました! |
とくに川畑選手は8回中6回のSSでクラスベストタイムをマークしてレグ1を制するとレグ2でも4回全てのSSでクラスベストタイムを叩き出し、後続とのリードを拡大。しかも、SS11「SSS IKEDA 1」では、コンディションの変化と出走順が有利に働いたとはいえ、オーバーオールでSSウインを獲得するなど驚異的なパフォーマンスを披露し、XC-2クラスで勝利を飾った。竹岡選手も同クラスで4位に入賞するなど2台揃って上位でフィニッシュ。
FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES TOYOTA FJクルーザー |
TOYOTAランドクルーザープラド |
また、Team GEOLANDER岩手トヨタのトヨタ・ライズでOP-XC3クラスに参戦した塙郁夫もPIAAのサポートドライバーとして猛威を発揮。計11回のSSウインを獲得し、クラス優勝を獲得した。
このように2023年もJRCでPIAAユーザーが活躍しており、常に上位争いを展開しているのである。
TOYOTA ライズ(ラリーカーとして初参戦)塙選手 | PIAA LEDバーランプが光ります! |
なお、ラリー北海道ではMORIZO選手ことトヨタ自動車の豊田章男会長とWRCシリーズチャンピオン4回獲得を誇るユハ・カンクネン氏によるデモ走行が開催。舞台となったのは「RIKUBETSU LONG」と「SSS IKEDA」でMORIZO選手がGRヤリスRally1ハイブリッド、カンクネン氏がヤリスWRCで迫力ある走りを披露し、詰めかけたギャラリーが拍手を贈っていた。
GR Yaris WRC(ユハ・カンクネン氏) | GR Yaris Rally1 Hybrid(MORIZO選手) |
TOYOTA GAZOO Racing Team | SSSに設定された旧野球スタジアムでデモラン |
塙 郁夫選手/Ikuo Hanawa
「いろんなカテゴリーでPIAAのランプを使ってきました。やはり日本を代表するブランドですし、性能もそれに見合って信頼性が高いので長年に渡って愛用してきました。とくにバハなどの海外のデザートレースではナイトセッションで勝負が決まることが多い。デザートレースではアメリカのモンスターマシンが相手なので昼間はライバルマシンのパワーについていけないんだけど、夜間ではライバルたちもペースを落としますからね。だからこそ、ナイトセッションは僕にとってチャンスで、逆にいえば夜間にアクセルを戻すと勝てない。そういった意味では明るいランプが必要でPIAAのランプに助けられてきました。しかも、PIAAのランプは明るいだけじゃない。とくにLEDはちょっと暗いんだけど、ギャップの凹凸が見やすいので距離感が掴みやすい。補助ランプは明るさだけじゃダメなんだなぁ…ということがよく分かりました。PIAAはいちはやくLEDをリリースしていたので、いろんなタイプを使ってきたけれど確実に進化していて今はLEDを愛用しています」
竹岡 圭選手/Kei Takeoka
「今回のラリーでは基本的にライトを使用する時間帯のSSは無かったのですが、走行後に公道に出る前に走行している時に、雨の影響もあり視界が悪くなったのですが、その時に黄色いLEDランプを点灯したら、視界が明るくなり走り易かったです」
フロントグリルには新製品のLPX570(ION YELLOW)装着 |
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamヤリ‐マティ・ラトバラ代表、ユホ・ハンニネン氏がGR Yaris Rally-2開発車両で参戦。車両メンテナンスもフィンランドからメカニックが来日し、トヨタ自動車社員メカニックがワールドクラスのメンテナンスを現場で吸収していました。
NUTAHARA Rally Team 3台体制のサービス | ハセ・プロチームはアウトランダーPHEVで参戦 |
セレモニアルスタート前の帯広駅前で開催されたラリーショーで… ラトバラ代表、ハンニネン選手、レジェンド カンクネンさんもファンサービス |
初心者マーク付きヤリスで参戦の木内選手とコドラ山本選手 |
帯広駅前よりセレモニアルスタートした開発中の2台のGR Yaris Rally-2(コンセプト) |
セレモニアルスタートから公道に向かうGR Yaris | 旧野球スタジアムのSSSで超絶テクニックの奴田原選手 |
ワールドクラスのコーナーリング ラトバラ代表 | レジェンド 奴田原選手のコーナーリング |
中央自動車大学校の学生によるメンテナンス FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES | 4度のWRCチャンピオンのカンクネン氏とMORIZO選手 |
帯広駅前 集合写真 | JN1クラス 表彰式 |
旧野球スタジアムのマウンドでドーナツターンby カンクネン氏 | FJクルーザー with PIAA LEDランプ |
哀川 翔監督と優勝した川畑選手 | リエゾン区間のプラド |